鎮静法について
静脈内鎮静法・全身麻酔下集中歯科治療
以前から、比較的大きな外科手術障害者の方や全身疾患で通常の治療に耐えられない方、歯科に対する恐怖症の方を対象に行われている方法です。私共は、現在、TIVA(完全静脈内麻酔)を用いた、バランス麻酔という、最新の方法で、手術時の痛みや不快事項の軽減および術後の安定を図ります。
当院の歯科専用全身麻酔器
(アコマ社製)
静脈内鎮静法・笑気鎮静法を受けられる方へ
鎮静法は障害者の方や高度な外科治療を実施する際に、ひじょうに安全で確実な治療が行なえる方法です。特に、静脈鎮静法は、ほとんど睡眠した状態をつくり出し、術後には、覚ますという方法です。
当院では、歯科麻酔学会認定の歯科医師が常駐しており、過去700例以上の治療実績があります。
ご注意下さい
鎮静法は、全身状態の評価や綿密な治療計画の元で行う必要があり、さらに事前の注意事項を守って頂くことがございます。
初診の時にいきなり静脈内鎮静法を行うことは決してありません。
また、当院は一般歯科医院のため、状況によって実施できない場合もございます。
適応のある方
・心身障害者の方
・比較的大きな外来手術の方
・インプラント1次手術が広範囲の方
・全身状態が悪く、一般治療では難しい方
(歯科恐怖症の場合治療回数が頻繁となってしまうため、麻酔科のある施設への紹介となります)
また、 これ以上重度の治療の必要のある方やリスクの高い方には全身麻酔を選択する事も出来ま
す。詳しくは、スタッフにご相談下さい。
注意事項
<前日>
十分に睡眠をとるようにしてください。
<当日>
4時間程度は食事はとらない様にして下さい。
水分に関しても、2時間程度はとらず、オレンジジュースなど身の詰まったものはとらず、水かリン
ゴジュースにして下さい。炭酸は厳禁です。
可能な限り、付き添いの方がいらっしゃった方が安全です。
患者さんによっては、来る前にお薬を出す場合があります。決められた時間に必ず飲んで下さい。
<術後>
眠気やふらつく事があります。十分に回復してから帰宅して下さい。
重要な判断の必要な事、また車の運転は決してしないで下さい。
発熱や気分が悪くなり、困った場合は必ず当院にご連絡いただき、指示を仰いで下さい。