インプラント手術で骨がない人のために~上顎洞挙上術
2016/09/22
上顎にインプラントを希望された場合、
どうしても骨が足りない場合が生じることが多くあります。
これは、
上顎洞といって、鼻の横の部分に大きな空洞があり
そのために、上顎の骨が少ないために、
適正な長さのインプラントが埋入できないことがあります。
このために、歯科用CTを撮影し、事前に埋入の為の計画を立てます。
この計画では、約4.5mm程度の骨しかありませんので、
上顎の骨の膜を挙上してそこに、人工の骨を入れることによって
インプラント埋入を可能にしています。
入れられた人工骨は、閉鎖空間の中で新しい骨に置き換わります。
これによってインプラントと骨が結合できる事が証明されていますが、
全ての人に有効性があるわけでない事にも注意しなければなりません。
無事に上顎洞内の粘膜を突き破ることなく、
インプラントを無事に埋入することができました。
無事に上部構造が入ることを願って止みません。
山梨 あいざわ歯科クリニック