ボーンアンカードブリッジの設計 オールオン6(All on 6)
2023/07/17
不幸にも歯が無くなってしまった方には以前は入れ歯治療しかありませんでした。
しかし、現代では、インプラント治療によって歯を取り戻し、以前と同じように噛むことが可能になっています。
そのためには、精密な設計の上で、インプラントを埋入し、上部構造という人工の歯を入れる必要があります。
このように、インプラントを入れる前に入念に設計を行った上で、精密に短時間で治療が終了できるように、デンツプライシロナ社のシンプラントという専門のソフトでインプラント手術計画を立て、技工士と最終形態がどのようになるのかを何度も打ち合わせをした上で、インプラント治療に臨みます。
このケースでは、珍しく、すべてのインプラントが顎の骨に対して、すべて同じ角度で入れられることが分かりました。
この場合には、上部構造である人工の歯を、シンプルなデザインで技工士は作製することが出来ます。
一方、上顎では、顎の骨の形状が、外側に広がっています。このために、角度補正が必要になります。
このケースでは、前歯の2本に角度補正が必要になります。
その場合には、このようにインプラントの上に角度補正を行ったアバットメント(繋ぎの部分)を間に挟み込むことで、平行な角度に修正してから、人工の歯を装着することになります。
一日も早く患者さんがご自身の歯でしっかりと噛むことが出来る日を待ちわびています。
山梨 あいざわ歯科クリニック