子供の成長は、本当に目を見張るものがあります。それは、口の中の歯にも同じことが言えます。
絶対に生えてこないという埋伏していた矮小歯(わいしょうし)も、3分くらいの僅かな開窓手術にて無事に生えてきて、嚙合わせに参加しようとしています。子供の歯の成長は、ダイナミックで素晴らしいと感じた症例です。
顎の中にはこれから、生えてくる大人の歯が沢山埋まっています。
上顎の2番目の歯は左右共に矮小歯です。反対側は、まっすぐに位置しているのに対して、丸印の方は横を向いています。
数か月後再度経過観察のためにX線撮影をしました。まだまだ、生えそうな気配はありません。
どうすればいいのか、歯科用3次元CT撮影装置にて撮影後、診断します。
わずかな開窓術にて歯を萌出、つまり出していくことにしました。 参考:山梨 あいざわ歯科クリニック
開窓を行ってから、1年後のX線写真になります。だんだんと歯が出てきたのが分かります。
さらに1年後です。かなり歯が生えてきたことが分かります。この頃にはある程度見た目にも違和感が無くなってきました。
2022年4月にはここまで来ました。左右共に歯のサイズが小さいので、ここからは矯正治療によって歯並びを改善させていかなければなりません。
90度以上倒れていた小さな歯がほぼ完全に起き上がりました。
山梨 あいざわ歯科クリニック