歯の根が割れてしまったりすると、骨が高度に吸収してしまった場合には、インプラントすることがかなり難しくなってしまいます。
CT画像のように骨がなくなってしまっているのが分かります。
これは上から見たCT画像で、左右の違いが分かります。
骨が異常に吸収してしまっていて、このままインプラント治療を行ってしまっては、長きに渡ってインプラントを使い続けることは出来ません。
インプラントは骨内に完全に入ってなければ、噛むことや発音など、食べ物が詰まりやすいなど機能的にも、審美的にも劣ります。
このため、あいざわ歯科クリニックでは、極度に骨が吸収している場合には、インプラント手術前に骨を造ってからインプラント治療を行っております。
垂直的骨造成後の口腔内CT画像です。
この方法の事を、GBR法(骨再生療法)と呼びます。
垂直的骨造成後2ヶ月経過したところですが、既存の骨の上に新しい骨が出来てきていることが分かります。
垂直的骨造成の際には、ピンで骨補填材が動かないようにしっかりと固定します。
垂直的骨造成後、4ヶ月程度で、インプラントを行いました。あいざわ歯科クリニックでは、既存の骨が固い場合には、3~4ヶ月、骨が柔らかい場合には、6~8ヶ月程度経過してからインプラントの手術を行います。
骨の吸収が軽度であったり、1本だけインプラント手術を行う場合には、骨を再生させるGBR法と同時にインプラント手術を行います。
垂直的骨増生ののち、インプラント手術を行いました。十分に再生された骨の中にインプラント体が埋入されているのが分かります。
垂直的骨増生したインプラント後の拡大写真です。
山梨 あいざわ歯科クリニック