インプラント周囲疾患・インプラント周囲炎について
2020/05/24
インプラント周囲疾患について、
米国歯周病学会(AAP)と欧州歯周病学会(EFP)によって、歯周疾患の分類 2017年11月にシカゴにて発表されました。
その中で、
インプラント周囲疾患として、
新しくインプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎という2つの診断名が追加されました。
この新分類が発表された事により、世界基準のインプラント周囲疾患の分類が決定された事で、今後治療方針にも明確な基準が決定されていく事になると考えられます。
インプラント周囲粘膜炎の診断
- BOP、排膿の存在(前回プロービング値の増加にかかわらず)
- 初期の骨リモデリング後の通常異常の骨吸収が認められない
インプラント周囲炎の診断
- BOP、排膿の存在
- 前回の検査からのプロービング値の増加
- 初期の骨リモデリング後の通常異常の骨吸収
以前の臨床データが存在しない場合、下記の情報にて診断を行う
- BOP、排膿の存在
- 6mm以上のポケット
- プラットフォームから3mm以上の骨吸収
山梨 あいざわ歯科クリニック