静脈内鎮静法(保険外診療の場合)
2018/04/22
インプラントなどの保険外診療の外科手術などで、静脈内鎮静法を用いる事があります。
(当院では、麻酔科がございませんので保険診療にて鎮静法は用いておりません)
その際に使用する代表的な薬を紹介したいと思います。
- ミダゾラム(ドルニカム) 体重1kgあたり0.04mgが基本になります。(0.04~0.07mg/kg)例えば、体重50kgの健康成人で2mgくらいとなります。注意)心疾患・呼吸器疾患・睡眠時無呼吸症候群・肥満・75歳以上の方には慎重投与となります。ミダゾラムは、投与から15分で最大の鎮静状態となり、その後はなだらかに浅くなり、40分を過ぎると急速に浅い状態になります。
静脈内以外の使用方法としては、筋注 0.04~0.07mg/kg
浸潤麻酔と混注 0.075mg/kg
経口投与 0.5~0.75mg/kg
鼻腔内投与 0.2mg/kg
などがあります。 - プロポフォール 0.5mg/kg単回+2~4mg/kg/h持続静注 この薬は効果がすぐになくなるために基本的に、インフュージョンポンプが必要になります。 若干血管痛があり、鎮痛効果がないのが欠点ですが、鎮静効果が高く効かせたい時にだけ効果があり、すぐに覚醒させる事ができます。
山梨 インプラント専門医 あいざわ歯科クリニック