モニタリング機器によらない術中監視のいろいろ
2017/04/16
手術中に限らず、歯科治療中に気分が悪くなることがあります。
最近は、高齢者の方の受診がどこの歯科医院でも増えているのではないでしょうか?
大事に至らないうちに患者さんにはいろんなサインが出ていることがあります。
高度のモニター機器で管理しながら、安全な診療を心がけることが大切ですが、
そればかりに頼るのではなく、
我々の五感を活かして患者様の状態を把握することが、基本的な術中監視です。
1. 意識 言葉での反応
生命反応の確認で一番重要なものです。気分不良の有無、疲労感などを確認しながら、
治療の進行状況を説明しながら、患者様の状態を確認します。
2. 表情 顔色
3. 循環 橈骨動脈での血圧、脈拍数、呼吸の深さ、呼吸音
橈骨動脈で脈が触れる場合には収縮期血圧が80mmhg以上であるとされます。
4. 呼吸 胸郭の動き、呼吸数、呼吸の深さ、呼吸音
5. 口唇、粘膜、爪の色調など
山梨県 あいざわ歯科クリニック