熱性骨壊死の臨界温度は47度である
2025/01/03
歯周外科治療において、歯槽骨の整形が必要なことが多いですが、
回転切削器具や骨用超音波にて骨切除と整形を組み合わせて、歯槽骨の整形を行います。
不十分な注水下で骨削除を行えばオーバーヒートによる骨壊死が生じ、腐骨の形成を生じることがあります。
熱性骨壊死の臨界温度は約47度と言われていますが、十分な注水を行うだけでなく、接触面に水がしっかりと行き渡るように、ソフトタッチで作業を行う必要があります。
Reference
RP Singh, PM Pandey, C Behera, AR Mridha
Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers, Part H…, 234(8):329~842, 2020.
Effects of rotary ultrasonic bone drilling on cutting force and temperature in the human bones
山梨 あいざわ歯科クリニック