骨のない場所へのインプラント治療
2021/03/22
骨が存在しない場合にインプラントによる治療を行うことが出来ませんが、骨を再生することでインプラント治療を行うことが出来ます。
患者さんは、中学生の頃に事故によって前歯を失ってしまいました。
インプラント治療希望でいらっしゃったのですが、身長の成長が完全に止まってから、3年程度が経過しない内にインプラント治療をしてしまうと、インプラントと他の天然歯との間に高さや幅の差異が大きく生じてしまうために、大きな問題が生じてしまいます。個人差がありますが男子の場合ですと、早くても19~20歳以降、女子の場合では、17~18歳以降が望まれます。
このため、5年以上仮歯のまま、インプラントの治療が出来る日を待ち望んでいました。
しかし、中学生の時に歯を失ったまま、機能していなかった骨は成長する事がありませんでしたので、
とてもインプラントを入れるには骨が不足していました。
しかし、現在ではGBR法という骨再生療法によって比較的確実に骨を再生する事が出来るようになっています。
インプラント治療を行い、骨を機能させ、刺激を与える事によって、骨は維持され、インプラントを支えていきます。
山梨 あいざわ歯科クリニック